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公募型研究開発の実績

伝統工芸「絞り」における括り作業のロボットによる自動化(2/2)

担当

尾張繊維技術センター

成果

布に樹脂キャップをはめて括る自動化装置を使用し、各種布に樹脂キャップをはめ染色した。その結果、中心から放射状に色が付いた従来の手絞りの柄にはない独特の柄となった。また、布を樹脂キャップに押込む時の押込み力は、布の厚みと表面の滑らかさや凹凸に影響を受ける。綿布や絹布は他の素材と比べ布表面が滑りにくく、染色中に繊維が膨潤し樹脂キャップの引き締めが強くなるため、樹脂キャップをはめた機械絞りの染色に適している。布に樹脂キャップをはめた時の繊維の損傷度を評価した結果、実用性能上特に問題がないことが確認できた。


[独立行政法人科学技術振興機構地域ニーズ即応型]

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