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公募型研究開発資金制度
公募型研究開発の実績

選択培地および分子生物学的手法を用いた花卉等からのパン酵母の効率的分離 (1/1)

担当

食品工業技術センター

成果

酒やパンなどの発酵食品に新しい特徴を付加するため、自然界からのSaccharomyces cerevisiae新規分離株が求められている。日本の花からS. cerevisiaeの分離を試みた報告では分離数がかなり少ないことから、より効率的な分離方法の確立が必要であると考えられる。我々は花から分離した各種酵母の生育試験により、選択培地(RE培地)中に花を採取し培養することでSaccharomyces属酵母が選択的に増殖することを見出した。130本のRE培地中に花を採取し培養したところ16株の酵母が生育し、その中の6株がS. cerevisiaeと同定された。またS. cerevisiae特異的プライマーを用いたコロニーPCRにより S. cerevisiaeを迅速に選抜することが可能となった。


[財団法人エリザベス・アーノルド富士財団学術研究助成事業]

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