公募型研究開発資金制度 > 公募型研究開発の実績 > 年度別部・センター・試験場別制度別 > 低温焼成可能なステアタイト含有強化磁器の開発(1/1)


公募型研究開発資金制度
公募型研究開発の実績

低温焼成可能なステアタイト含有強化磁器の開発(1/1)

担当

瀬戸窯業技術センター

成果

配合焼タルクを改良したステアタイト60%含有素地(NS60素地)は、泥しょう性状・鋳込み成形性が大きく改善した。NS60素地は、生セリサイト20~25%添加素地に対して水分34%において泥しょうを作製することが可能となり、乾燥曲げ強度2.2MPa、素焼き曲げ強度4.9MPaと向上した。試作品作製用として、NS60素地に生セリサイト23%添加した素地(NS60S23素地)は、焼成温度1300℃でかさ密度2.34 g/cm3、施釉曲げ強度173MPaと高い値を示した。アルミナ強化磁器素地より約20%軽く、学校給食用強化磁器基準(施釉曲げ強度150MPa)を満たした。適正な焼成温度は1250~1300℃でアルミナ強化磁器(1300~1350℃)と比較して低温焼成が可能となった。


[独立行政法人科学技術振興機構シーズ発掘試験]

戻る