X線応力測定装置

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X線応力測定装置

装置名 | X線応力測定装置 |
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メーカー名 | 株式会社リガク |
形式 | AutoMATEⅡ |
導入年度 | 2013年度 |
貸付料 | - |
依頼試験手数料 | 2,400円/1測定、前処理に別途2,800円/1測定要する場合有り |
仕様
2θ範囲:100~165°Ψ0範囲:0~45°
概要
金属材料は無数の結晶粒からなり、それぞれの結晶粒はランダムな方向を向いているのが普通です。このような材料に応力を加えると結晶の格子面間隔が伸びたり縮んだりします。その変化は弾性限度内では、応力の大きさに比例するのでΨ角(試料面法線と格子面法線とのなす角)における格子面間隔の変化から応力を算出できます。格子面間隔を直接測定することはできませんが、X線は結晶面で回折し、そのときの回折角(θ)と格子面間隔との間には、Braggの法則があり、格子面間隔の変化に応じてθが変化します。X線による応力測定は、このことを利用して数点のΨ角における回折角(θ)を測定し、2θ-sin2ψ線図における最小2乗近似直線の傾きを求め、その値に材料によって決まっている応力定数を乗ずることにより応力を求めています。
金属材料表面における残留応力測定をする試験機。主に炭素鋼、低合金鋼及びステンレス鋼について実施している。表面付近においての測定になるので、深さ方向のプロファイルは電解研磨装置により所定の深さを研磨して求める。
設置機関
あいち産業科学技術総合センター 産業技術センター 金属材料室測定事例
-試験・分析材料
金属試験・分析内容
構造解析、表面分析、引張・曲げ・圧縮、その他( 残留オーステナイト)お問い合わせ先
あいち産業科学技術総合センター 産業技術センター 金属材料室電話:0566-45-5645